金管楽器

チェルベニー バルブトロンボーン

V.F.Cerveny&synove

チェルベニー バルブトロンボーンについて

チェルベニーの歴史とブランド概要


Václav František Červený(ヴァーツラフ・フランティシェク・チェルベニー)は1819年生まれ、1896年没のチェコの金管楽器製作者です。1842年にチェコのフラデツクラー・ローヴェ(Hradec Králové)で工房を創設し、その後「V. F. Červený & synové(チェルベニー&息子たち)」として、軍楽隊や吹奏楽団向けの金管楽器を数多く手がけてきました。

 

彼は回転バルブ(rotary valve)の改良や、広いボア(太い管)・大きなベルを持つモデルの設計などで革新を導入し、楽器の音色や吹奏感を豊かにする方向で多数の特許やデザインを発表しています。

 

チェルベニーの楽器は現在もカタログが存在し、生産が続いているものもあります。

 

 

バルブトロンボーンとは何か


バルブトロンボーン(valve trombone)は、スライド式のトロンボーンではなく、スライドの代わりにバルブ(ピストンまたは回転バルブ)を使って音程を調整するタイプのトロンボーンです。チェルベニーの場合、多くが回転バルブ式で作られることが多く、音色はスライドトロンボーンとは異なり、操作が速く、滑らかに動くことが可能です。チェルベニーは1873年にアルト/テナー/バス軍用バルブトロンボーンを製造するなど、このタイプを歴史的に展開してきました。

 

 

チェルベニー バルブトロンボーンの主な特徴


特徴 内容
ボア(管の太さ)とベルの大きさ 広いボア、大きなベルを採用しており、音量と豊かな響きが確保されているモデルが多い。特に“インペリアル”シリーズなどではこの傾向が強い。
バルブ機構 回転バルブを中心に使われており、チェルベニーはこの機構の改良を複数行ってきた。操作性、耐久性、管内の流れ(息の通り)にも配慮された設計。
音色・吹奏感 温かみのある金管らしい豊かさ、力強さがありながら、中・高音域のレスポンスもある。軍楽隊や吹奏楽、オーケストラのブラスセクションで使用されることがある。滑らかな音の繋がりを好む演奏家には評価が高い。
見た目・装飾 チェルベニー楽器は仕上げ(ラッカー・銀メッキなど)・彫刻・ベルのデザインなどにおいて伝統的・クラシカルなスタイルが見られる。派手過ぎず、質実な美しさを備えているものが多い。

 

 

買取検討時のポイント


バルブトロンボーンを売る・査定を依頼する際に注意すべき点を以下にまとめます。

 

  1. モデル・番号・製造年
    楽器のベル部やボディに刻印されたチェルベニーのロゴ、モデル名、製造年・番号があれば確実に確認する。
  2. バルブの状態
    回転バルブの動きが滑らかか・詰まりやガタツキがないか。特に古いものではバルブシリンダーの摩耗やオイルの不足による問題がある。
  3. ベル・管体のキズ・凹み・腐食
    大きな穴やひどい凹みは音響・構造に影響する。金属の腐食やクリーム状の変色なども査定額に影響。
  4. 修理・改造の有無
    元の仕様からの改造があるかどうか(例 ベルの変更、管体の切断/延長、付属品の変更など)。
  5. 付属品・ケース・マウスピース
    元箱ケース・マウスピースが揃っているかどうか。付属品が揃っているとプラスになる。
  6. 演奏状態
    実際に音を出せるかどうか。息漏れ・音程の狂い・タンポ(バルブ部分)の密閉性などを確認できると査定が有利。

 

 

チェルベニー バルブトロンボーンの市場性


チェルベニーは中欧での軍楽隊・吹奏楽団文化と結びつきが深く、そのブランド価値は一定の評価を得ています。特に古いモデル、保存状態が良いもの、手作りの要素が色濃いモデルはコレクターや演奏家からの需要があります。但し、流通量は限定されているため、国内で査定する店が少ないケースもあります。輸入品であるため輸送コストや手数料、税金なども考慮されることがあります。

 

 

査定依頼の手順


買取を検討する方向けにシンプルな流れを示します。

 

  1. 楽器の写真を複数方向から撮影(ベル裏、バルブ周り、内部管など)
  2. メーカー名とモデル名・番号・製造年をできれば確認
  3. キズ・凹み・錆び・修理歴の有無をメモ
  4. ケース・マウスピースを含めた付属品の有無を確認
  5. 楽器買取店に無料査定を申込み、上記情報と写真を送付
  6. 査定結果を比較し、複数店で見積もりを取る

 

 

チェルベニー バルブトロンボーンがオススメな人


  • 音色の深みと伝統的な響きを重視する演奏家
  • 軍楽隊・吹奏楽で中欧スタイルやヴィンテージな金管楽器を求める人
  • コレクションとして価値ある古いトロンボーンを探している人

 

 

結びに代えて


V.F. Červený & synové のバルブトロンボーンは、ただの楽器ではなく中欧の金管音楽の歴史を物語る存在です。適切な状態ならば国内外での需要があり、良い状態のものには想像以上の査定額が付くこともあります。売却を考えるなら、上述のチェック項目を丁寧に確認することが高額買取への鍵です。

バルブトロンボーンの買取価格一覧

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お知らせNEWS

2024.12.21

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平素は格別のお引き立てを賜り、心より感謝申し上げます。

さて、誠に勝手ながら、弊社は下記の期間を年末年始休業とさせていただきます。

【休業期間】
2024年12月25日(水)~2025年1月5日(日)

休業期間中にいただきましたお問い合わせにつきましては、1月6日(月)より順次対応させていただきます。お急ぎのご用件がございましたら、休業期間前にご連絡いただけますと幸いです。

本年中のご愛顧に深く感謝申し上げますとともに、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
来年も変わらぬお引き立てを賜りますようお願い申し上げます。

敬具

2024.06.01

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引き続きご愛願賜りますようお願い申し上げます。