金管楽器
タナベ バルブトロンボーン
TANABE
タナベ バルブトロンボーンについて
TANABE バルブトロンボーンとは
TANABE(田邊/田辺/田辺管楽器製作所など表記揺れあり)は明治期に創業された管楽器メーカーで、金管楽器・木管楽器の国産化に関わってきた伝統ある会社です。創業は明治29年(1896年)とされ、日本国内での管楽器製造や修理業務を長く担っていました。
バルブトロンボーンはスライドの代わりにバルブ(ピストンやロータリー式の金属製バルブ)で音程を変える方式のトロンボーンで、TANABE製のものは戦前期のものが多く、「規格番号」「刻印あり」「材質や設計が今の製品とは異なる」古い様式を持っています。
歴史的背景と特徴
- TANABEは管楽器製造技術が輸入品に頼っていた時代から、日本での自作化を進めたパイオニアの一社であり、サックス・トランペット・クラリネット等多くの管楽器の製造に関わっていた記録があります。
- バルブトロンボーンについて、戦時中やそれ以前の軍楽隊納入品としての使用例があり、「規格2号」の刻印がある品も存在します。
- その設計や材質は、現行の新品バルブトロンボーンとは異なり、管の太さ・仕上げ・材料の質に古さが感じられることがあります。また溶接部や管の継ぎ目、バルブ機構の動作などが経年で劣化しているものが少なくありません。
メリットとデメリット(買取視点)
メリット
- 歴史価値があるため、コレクターや資料館からの需要がある
- 現存数が少ないものだと希少性が価格にプラスになる可能性がある
- 古い「刻印・規格番号」・戦前の軍楽隊納入品など、状態が良ければ音響資料的価値が評価される
デメリット
- 経年劣化(バルブが動きにくい/管や溶接の損傷/錆・へこみなど)が査定時に減点対象
- 型番や製造年が不明な個体が多く、正確な価値判断が難しい
- 修理や調整にコストがかかる可能性があるため、その分買い手側が価格を低めに見積もることもある
買取査定でチェックすべきポイント
- 本体に刻印・規格番号・製造者名(「田辺」「田邊管楽器製作所」など)の有無
- バルブの動作状況(ピストンが固い/スムーズか)
- 管の状態(凹み・亀裂・管内の錆・変形)
- 溶接部や管継ぎ目の強度・剥離・外れの有無
- ケースや付属品の有無(マウスピース・バルブオイル・譜立てなど)
- 見た目の仕上げ(ラッカーの剥げ・錆・変色など)・修理歴があるかどうか
査定の流れ
1 本体、付属品を整理し写真を複数角度で撮る
2 メーカー名・刻印・規格番号・大きなキズ・動作状態をメモする
3 無料査定店や専門買取業者に問い合わせ(オンライン含む)
4 展示・修理歴・希少性を踏まえて査定額提示
5 条件に納得すれば買取成立、不満があれば交渉または保留
買取の目安価格帯
具体的な価格は状態・希少性によるが、戦前のもので状態が良ければ数万円~十数万円に達する例もある。逆に損傷があるものや修理歴が多数の個体はそれよりかなり低くなる。
総合的なまとめ
TANABE のバルブトロンボーンは日本の管楽器史を語る上で価値ある楽器。特に古い時代のものは資料的意味合いが強く、音を吹けるかだけではなく保存状態が評価の鍵。もし修復可能であれば、その分価値が出る。買取を考えているなら、まず状態を整理・記録し、専門査定を受けることがおすすめ。
バルブトロンボーンの買取価格一覧
買取の流れFLOW
宅配買取の流れ
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お客様の声
USER'SVOICEお知らせNEWS
- 2024.12.21
年末年始休業のお知らせ
拝啓 師走の候、ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。
平素は格別のお引き立てを賜り、心より感謝申し上げます。さて、誠に勝手ながら、弊社は下記の期間を年末年始休業とさせていただきます。
【休業期間】
2024年12月25日(水)~2025年1月5日(日)休業期間中にいただきましたお問い合わせにつきましては、1月6日(月)より順次対応させていただきます。お急ぎのご用件がございましたら、休業期間前にご連絡いただけますと幸いです。
本年中のご愛顧に深く感謝申し上げますとともに、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
来年も変わらぬお引き立てを賜りますようお願い申し上げます。敬具
- 2024.06.01
営業時間のご案内
いつもKiNKaN(キンカン)をご利用頂き、誠にありがとうございます。
誠に勝手ながら2024年6月1日より、営業時間を下記のとおり変更いたします。■変更前10:00~18:00
■変更後 9:00~18:00
引き続きご愛願賜りますようお願い申し上げます。