シモギター　ウクレレについて

日本のハンドメイドウクレレの世界で、ひときわ異彩を放つ存在が「Shimo Guitars」こと志茂崇弘氏のウクレレです。「シモレレ」の愛称で親しまれるこれらの楽器は、独創的なデザインと卓越した音色で、多くのミュージシャンや愛好家を魅了しています。

志茂氏は1958年に東京で生まれ、中央大学経済学部在学中にギター製作の道を志しました。1981年にはアメリカ・アリゾナ州のRoberto-Venn School of Luthieryで学び、帰国後はモーリス楽器製造株式会社で高級モデルの製作に携わりました。1982年には東京都八王子市に「Shimoguitars」を設立し、ギターと並行して1992年からウクレレの製作を開始しました。

Shimo Guitarsのウクレレは、ハワイアンコアやゼブラウッドなどの高級材を使用し、独自のボディシェイプや装飾が特徴です。例えば、パイナップル型のソプラノウクレレや、ダブルネックのウクレレなど、他にはないデザインが魅力です。また、音色は豊かな倍音とサスティーンを持ち、演奏者に深い響きを提供します。

プロミュージシャンの間でも高い評価を受けており、関口和之氏やIWAO氏などが愛用しています。その人気の高さから、オーダーから完成まで数年待ちとなることも珍しくありません。中古市場でも希少価値が高く、状態の良い個体は高値で取引されています。

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