鍵盤楽器

Oberheim オーバーハイムアナログシンセサイザー

Oberheim

Oberheim オーバーハイムアナログシンセサイザーについて

Oberheimのアナログシンセサイザーが持つ唯一無二の魅力

Oberheimのシンセサイザーは、温かみのあるアナログサウンドと独自の設計で知られています。

特にOB-X、OB-Xa、OB-8などのモデルは、豊かな音色と操作性で多くのアーティストに支持されてきました。

これらのモデルは、ライブパフォーマンスやスタジオ録音での使用に適しており、その存在感は他のシンセサイザーと一線を画しています。

 

オーバーハイムのアナログシンセサイザーの歴史を紐解く

1970年代から1980年代にかけて、音楽の世界に革命をもたらしたアナログシンセサイザー。

その中心にいたのが、トム・オーバーハイムと彼の創設したオーバーハイム・エレクトロニクスです。

彼の革新的な設計と音への情熱は、数多くの名機を生み出し、今なお多くのミュージシャンに影響を与えています。

 

オーバーハイムの創業とSEMの誕生

1969年、トム・オーバーハイムはロサンゼルスでオーバーハイム・エレクトロニクスを設立しました。

当初はエフェクトペダルやデジタルシーケンサーの製造から始まりましたが、1974年に発表された「Synthesizer Expander Module(SEM)」が転機となります。

このモジュールは、ARPやMoogのシンセサイザーに追加する形で設計されましたが、その独自の音色と柔軟性から、単体でも高い評価を受けました。

SEMは、後のポリフォニックシンセサイザーの基盤となり、オーバーハイムの象徴的なサウンドを形成する要素となりました。

 

ポリフォニックシンセサイザーの革新

SEMの成功を受けて、オーバーハイムは複数のSEMを組み合わせたポリフォニックシンセサイザーを開発しました。

1975年に登場した「Four Voice」と「Eight Voice」は、世界初の商業的に成功したポリフォニックシンセサイザーとして知られています。

各ボイスが独立したSEMで構成されており、マルチティンバーなサウンドを実現しました。

これらのシンセサイザーは、ジョー・ザヴィヌルやスティーヴィー・ワンダー、ライル・メイズなど、多くの著名なミュージシャンによって使用され、その豊かな音色で音楽シーンに大きな影響を与えました。

 

OBシリーズとデジタル制御の導入

1977年、オーバーハイムは初の完全プログラム可能なモノフォニックシンセサイザー「OB-1」を発表しました。

これは、8つの音色をメモリーに保存できる画期的な機能を備えており、ライブパフォーマンスでの利便性を大きく向上させました。

続いて1979年には、ポリフォニックで完全プログラム可能な「OB-X」が登場。

これは、従来のSEMベースの設計から一新され、ボイスカード方式を採用することで、よりコンパクトで安定した構造を実現しました。

OB-Xは、ラッシュやプリンス、クイーンなど、多くのアーティストに使用され、その力強いサウンドで1980年代の音楽を彩りました。

1980年には、OB-Xの後継機として「OB-Xa」が登場。

このモデルでは、キーボードのスプリット機能やボイスのレイヤー機能が追加され、より厚みのあるサウンドが可能となりました。

また、フィルターの切り替えやエンベロープによるピッチモジュレーションなど、音作りの幅も広がりました。

OB-Xaは、ヴァン・ヘイレンやアース・ウィンド・アンド・ファイアーなど、多くのアーティストに愛用されました。

 

マトリックスシリーズとその進化

1985年、オーバーハイムは「Matrix-12」を発表しました。

これは、当時としては非常に先進的なマトリックスモジュレーション機能を備え、多彩な音作りが可能なシンセサイザーでした。

12ボイスのポリフォニック構成で、各ボイスに独立したフィルターやLFOを搭載し、複雑なサウンドデザインが可能となりました。

Matrix-12は、その深い音作りの可能性から、今なお多くのシンセサイザーファンにとって憧れの存在となっています。

同時期に登場した「Matrix-6」や「Matrix-1000」などのモデルも、マトリックスモジュレーションの概念を継承し、よりコンパクトで手頃な価格帯で提供されました。

これらのモデルは、プロフェッショナルからアマチュアまで幅広い層に支持され、オーバーハイムのシンセサイザーの普及に大きく貢献しました。

 

ブランドの再興と現代への継承

1985年、オーバーハイム・エレクトロニクスは経済的な困難から破産を余儀なくされ、商標権は他社に譲渡されました。

その後、トム・オーバーハイムは2009年にSEMの再設計を行い、新たな製品として市場に復帰しました。

2016年には、デイブ・スミスとの共同開発により「OB-6」が発表され、クラシックなオーバーハイムサウンドを現代の技術で再現しました。

オーバーハイムのアナログシンセサイザーは、その独自の音色と革新的な設計で、多くのミュージシャンに影響を与え続けています。

トム・オーバーハイムの情熱と技術は、今なお音楽の世界で輝きを放ち、未来の音楽を形作る原動力となっています。

OB-XからOB-Xa、OB-8へと進化する音の世界

OB-Xは、1979年に登場したOberheim初の完全プログラム可能なポリフォニックシンセサイザーで、4、6、8ボイスの構成が可能でした。

その後継機であるOB-Xaは、フィルターの切り替え機能やスプリット・レイヤー機能を追加し、より多彩な音作りが可能となりました。

さらにOB-8では、8ボイスのポリフォニーやMIDI対応など、現代の音楽制作にも対応できる機能が搭載されています。

 

OB-6とTEO-5が示す現代のOberheimサウンド

OB-6は、Tom OberheimとDave Smithの共同開発によるモデルで、SEMフィルターを搭載し、アナログサウンドとデジタル制御の融合を実現しています。

また、TEO-5は、5ボイスのアナログVCOとVCFを備え、現代の音楽制作に対応したコンパクトなモデルです。

これらのモデルは、Oberheimの伝統的な音色を継承しつつ、現代のニーズに応える設計となっています。

 

Oberheimシンセサイザーの買取を検討する際のポイント

Oberheimのシンセサイザーは、その希少性と音質から中古市場でも高い評価を受けています。

特にOB-X、OB-Xa、OB-8などのビンテージモデルは、コレクターやプロのミュージシャンからの需要が高く、状態が良ければ高額での買取が期待できます。

また、OB-6やTEO-5などの現行モデルも、最新の機能と伝統的な音色を兼ね備えているため、中古市場での人気があります。

 

Oberheimのクラシックシンセサイザーをお持ちの方へ

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2024.12.21

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来年も変わらぬお引き立てを賜りますようお願い申し上げます。

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2024.06.01

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