金管楽器

ニッカン スライドトランペット

Nikkan

ニッカン スライドトランペットについて

ニッカン スライドトランペットの歴史背景


日本管楽器株式会社(通称ニッカン)は、明治時代から管楽器修理工房として始まり、大正・昭和期にトランペットなどの製造を手がけるようになりました。1937年には日本楽器製造(後のヤマハ)と経営関係を持ち、1965年には「Nikkan IMPERIALE(TR-1)」が発表され、1970年にヤマハに吸収されるまで存在していました。ニッカンの設計思想は今なお日本のトランペット製造に根ざしています。

 

 

スライドトランペットとは何か


スライドトランペットは、通常のバルブ式トランペットとは異なり、スライド機構を備えた特殊なモデルです。ニッカンでは特に「TR-231」などスタンダードなモデルを中心に生産されていましたが、スライド機構を採用した製品は希少で、現存数も少ないと考えられます。

 

 

主なモデルと特徴


  • TR-231(カレッジモデル)
    1960年代に製造され、入門機として手ごろな価格で提供されました。仕上がりは丁寧で、初心者にも扱いやすい設計です。楽器内部や外装に傷や凹みなどの経年使用感があるものの、演奏上の支障はない「プレイアブル」な個体も存在しています。現代においても入門用やコレクション向けとして中古市場で根強い人気を維持しています。

 

  • Nikkan IMPERIALE
    1966年当時、国産トランペットの最高峰と称されました。高度な技術と設計を盛り込んだニッカン最後のモデルですが、発表からわずか6年で生産を終えました。設計思想はその後のヤマハ管楽器にも継承されています。

 

 

スライドトランペットの市場動向


ニッカン製トランペットは現在、オークションやフリマサイトで多くの中古品が流通しています。過去数カ月の落札データによると、価格は最安で1,000円台から最高で6万円前後、平均ではおおよそ9,000円前後という傾向があります。モデルや状態によって大きく幅があります。

 

 

スライドのメンテナンスと注意点


スライド機構は固着しやすく、油差しやクリーニングが必要です。ウォーターキーやマウスピース部のコルクも劣化しやすいため、修理や調整が求められます。特にヴィンテージ品では使用感があるものも多く、演奏前の整備が重要です。

 

 

まとめ


ニッカンのスライドトランペットは希少な存在であり、日本の管楽器史において重要な位置を占めています。TR-231などのカレッジモデルは入手しやすく、初心者やコレクターに適しています。一方で、インペリアルなどの上位機種やスライド仕様の珍しいモデルはコレクション価値が高く、歴史的な魅力もあります。中古市場では状態とモデルに応じた価格変動が大きいため、購入や査定の際は慎重に確認しましょう。

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2024.12.21

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本年中のご愛顧に深く感謝申し上げますとともに、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
来年も変わらぬお引き立てを賜りますようお願い申し上げます。

敬具

2024.06.01

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