金管楽器

クルト・シェルツァー バストロンボーン

Kurt Scherzer

クルト・シェルツァー バストロンボーンについて

製作者について


Kurt Scherzer(クルト・シェルツァー)はドイツの楽器製作者であり、特に金管楽器の製作で知られている。Markneukirchen(マルクノイケンヒェン)出身の工房で、クラシックな製作技術を守る伝統的なドイツ管を手がけていた。

 

 

バストロンボーンの概要と特徴


バストロンボーンとはテナートロンボーンよりも一回り大きいベル(ラッパ部分)とスライドを持ち、音域は最低部がとても深く、低音域の豊かな響きが特徴である。管の太さやベルの直径が大きく、管内の空気容量が多いため、音の体積感と重厚さがある。

 

Scherzer のバストロンボーンはドイツ管様式を踏襲しており、ベル・ボア・主管の巻きや主管付近の設計に重厚感と安定性を持たせた構造であることが確認されている。音色は低域に豊かさがありながら、高音に至っても金属的な明瞭さが失われにくい。ドイツ管らしく倍音構成が豊かで、オーケストラや大編成で存在感を発揮する。

 

 

製造時期と製造国


このバストロンボーンはドイツ国内で製作され、おそらく製造は戦後から中期(20世紀中期から後期)にかけてである。使用素材は黄銅(イエローブラス)または金属合金でベルと主管に厚みがあることが多く、仕上げはラッカーまたは銀メッキなどが用いられていた。

 

 

市場での流通と価値相場


過去のオークション記録から、Scherzer 製バストロンボーンは中古市場で相応のプレミア価格が付くことがある。例えば日本のオークションサイトでの落札履歴では、25万円前後での落札例が存在する(状態・付属品・年代などによる)。

 

価値を決める主な要素は本体の状態(凹み・銀メッキの剥がれ・スライドの動きなど)、オリジナルのベルや主管が保たれているか、マウスピース含む付属品の有無、さらに音程や音色の安定性。

 

 

買取検討時のポイント


バストロンボーンを売却するなら以下の点をチェックしておくと査定が有利になる。

 

  • スライドがスムーズに動くかどうか(隙間・引っ掛かり・錆の有無)
  • ベル内および主管内の腐食・凹み・変形の有無
  • 銀メッキやラッカーの状態(剥がれ/はげ/変色など)
  • 製造刻印や銘刻の明瞭さ
  • 付属品(ケース・マウスピース・クロスなど)がオリジナルに近いかどうか

 

 

買取の流れ


まずメーカー名「Kurt Scherzer」、モデル「バストロンボーン」、製造国ドイツ、製造年代(刻印などから特定できれば明記)、素材および仕上げの状態、付属品の有無をまとめます。次に信頼できる楽器買取店や専門店に問い合わせ、無料査定を依頼。査定では外観・機械構造・音のテストが行われ、その内容を元に相場と比較して価格が提示されます。提示額に納得できれば買取契約を締結し、支払い・発送等の手続きを進めます。

 

 

総評


Kurt Scherzer のバストロンボーンは、ドイツ管の重厚な伝統を色濃く残す楽器である。低音の存在感が求められるオーケストラ奏者や録音用途での重ね録りなどで特にその力を発揮する。状態が良ければ中古でも高値がつきやすいが、メンテナンス状態によって価値が大きく左右される。

バストロンボーンの買取価格一覧

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お知らせNEWS

2024.12.21

年末年始休業のお知らせ

拝啓 師走の候、ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。
平素は格別のお引き立てを賜り、心より感謝申し上げます。

さて、誠に勝手ながら、弊社は下記の期間を年末年始休業とさせていただきます。

【休業期間】
2024年12月25日(水)~2025年1月5日(日)

休業期間中にいただきましたお問い合わせにつきましては、1月6日(月)より順次対応させていただきます。お急ぎのご用件がございましたら、休業期間前にご連絡いただけますと幸いです。

本年中のご愛顧に深く感謝申し上げますとともに、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
来年も変わらぬお引き立てを賜りますようお願い申し上げます。

敬具

2024.06.01

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いつもKiNKaN(キンカン)をご利用頂き、誠にありがとうございます。
誠に勝手ながら2024年6月1日より、営業時間を下記のとおり変更いたします。

 

■変更前10:00~18:00

■変更後 9:00~18:00

 

引き続きご愛願賜りますようお願い申し上げます。