金管楽器

ユリウス・カイルヴェルト バルブトロンボーン

Julius Keilwerth

ユリウス・カイルヴェルト バルブトロンボーンについて

ユリウス・カイルヴェルトとはどんなブランドか


ユリウス・カイルヴェルト(Julius Keilwerth)はドイツの楽器メーカーで、特にサクソフォンで広く知られています。1925年に設立され、戦前はグラスリッツ(現チェコ領)で木管楽器製造を行っており、第二次世界大戦後はドイツ国内に拠点を移して活動しています。現在はビュッフェ・クランポン傘下のブランドの一つとして、マルクノイキルヒェンなどで楽器製造を行っています。

 

トロンボーンもラインナップに含まれており、スタンダードモデルから古いヴィンテージ品まで、また昔は “Tone King” などのシリーズ名で呼ばれるモデルもあります。

 

 

バルブトロンボーンとは何か


バルブトロンボーンは、一般的なスライド式トロンボーンの代わりにバルブ(ピストン式またはロータリー式)の機構を用いて音程を変えるタイプのトロンボーンです。スライドを使わずに指の操作で音の高さを変えるため、スライドのポジションを取る動作無しで素早く音を変えられる利点があります。ただし、スライド式に比べて音色の響きや音程のニュアンス、滑らかさなどで違いを感じる奏者も多く、用途や好みによります。

 

ユリウス・カイルヴェルトのバルブトロンボーンは、「トーンキング ToneKing」シリーズなど古い時代のモデルにあり、その中には “Deluxe Valve Trombone” といったグレードのものも存在します。

 

 

製造国・時代・モデル例


  • 製造国はドイツ。ヴィンテージ品など古いものでも「Made in Germany by Keilwerth」であることが多いです。 モデル例として「ToneKing Deluxe Valve Trombone」があります。1960年前後の製造。ラッカー仕上げの真鍮(ブラス)で、状態が良ければ高評価を得やすいモデルです。
  • シリアルナンバーについては、Keilwerthのカタログや一覧にValve Tromboneが含まれているケースがあり、また“Valve numbers”として区別されて記載されていることがあります。

 

 

音色と演奏性の特徴


  • バルブ式なのでスライドの操作が不要で、指の動きで音程を制御できるため、速いパッセージや変化の多いフレーズで有利。レスポンスが早いとされます。
  • ただし、スライド式のトロンボーンに比べると滑らかさやスライドポジションでの「間」が持つ表現は失われる部分があるため、音色的にはちょっと締まった印象や、響きがスライドより密な感じを持つことがあります。
  • Keilwerth のヴィンテージモデルでは、真鍮材の品質や加工・溶接の精度が高く、響きの良さや耐久性に定評があります。

 

 

買取を考える際のチェックポイント


バルブトロンボーンを売却・買取に出す場合、以下の点を査定で確認されることが重要です。

 

  1. バルブ機構の動作状態
    ピストンやロータリーがスムーズに動くか、詰まりや摩耗・ガタつきがないか。
  2. 管体やベルの損傷・凹み・クラック
    特にベルの縁、継ぎ目、ラッカーの剥がれや変色。
  3. シリアルナンバー/モデル名の確認
    “ToneKing”などのシリーズ名があれば、それも含めて正確に。シリアルナンバーがあれば製造年やシリーズを特定しやすい。
  4. 仕上げと付属品
    ラッカー仕上げか銀メッキか、ケース・マウスピースの有無など。
  5. 音質と耐用性
    試奏可能であれば高音低音のバランス、音抜け、息の抵抗などをチェック。

 

 

利用・用途の傾向


  • ジャズやポップス、ブラスバンドなどで採用されることが多く、スライド操作が制約となる状況で良さを発揮する。
  • 古い楽譜や19世紀〜20世紀始め期の作品ではバルブトロンボーンを想定した音色を求められることもある。
  • コレクターアイテムとしての価値もあり、ヴィンテージ品で状態良ければ趣味の人からの需要がある。

 

 

買取査定流れ


  1. 手元にあるKeilwerth バルブトロンボーンの型番・モデル名・シリアルナンバーを確認
  2. 写真を撮影(全体・バルブ機構・ベルのロゴ・ベルの状態)
  3. 動作チェック バルブの動き・音漏れ・クラックなどの有無を確認
  4. 無料査定店またはオンライン業者に情報を提出して見積もりを得る
  5. 査定額に納得できれば売却、修復の必要があるなら修理見積もりを比較

 

 

総合所感


ユリウス・カイルヴェルトのバルブトロンボーンは、ブランド力と製造品質から中古市場でも注目される楽器です。ヴィンテージモデルであれば希少性もあり、状態良好なものにはそれなりの価格が期待できます。スライド式とは異なる操作性を好むかどうかが購入または売却を決める鍵になります。

バルブトロンボーンの買取価格一覧

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2024.12.21

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本年中のご愛顧に深く感謝申し上げますとともに、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
来年も変わらぬお引き立てを賜りますようお願い申し上げます。

敬具

2024.06.01

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