金管楽器

ヘルマンシュミット アルトトロンボーン

Hermann Schmidt

ヘルマンシュミット アルトトロンボーンについて

ヘルマンシュミット社の歴史と技術


ヘルマンシュミット(Hermann Schmidt)社は、ドイツ・フォークトラント地方のマルクノイキルヒェンを拠点に1978年に創業されました。当初は金管楽器の修理に特化した職人工房でしたが、その前身には1896年にフランケン地方から移住した祖先によるマウスピース旋盤加工の伝統があり、それらを受け継ぐ技術をもとにして楽器製作へ進化しました。現在は「HSM Metallblasinstrumente」として、手作業による金管楽器の製造を継続しており、伝統と品質を兼ね備えた希少な工房です。

 

 

アルトトロンボーンの特徴と魅力


ヘルマンシュミット社では、受注生産によるアルトトロンボーンをラインアップしており、E♭(イー・フラット)調で設計されています。素材にはゴールドブラス、スライドには耐久性の高いニッケルが使用され、ラッカー仕上げにより音色と耐久性を兼ね備えています。またスネーク形状の構造を採用し、細いクランツ(ベル縁部)も特徴。これにより、伝統的かつ緻密な響きが生まれ、オーケストラにおいてトランペットとの中音域の橋渡しを果たす存在となります。

 

さらに、E♭調のアルトトロンボーンに加え、B♭(ビー・フラット)調の替え管を付属させたモデルも受注生産されており、より音域の幅を広げたい奏者にも対応しています。このモデルにはロングウォーターキー(長めの排水弁)や細クランツ、スネーク構造が備わり、レッチェのシュナイダーモデルに近い仕様でありながら、細部の職人気質が光る仕上がりです。

 

 

アルトトロンボーン選びのポイント


  • 素材選択 ゴールドブラスのベルは温かみある柔らかな音色を特徴とし、ラッカー仕上げにより深みと耐候性も確保。
  • 構造 スネークスライドと細クランツの組み合わせにより、鋭さと繊細さのバランスがとれた音響特性。
  • 音域の拡張 B♭替え管付きモデルは、多様なレパートリーに対応でき、柔軟な演奏スタイルを可能にします。
  • 手作りゆえの精密性 プレーヤーとの協力によって生まれた精巧な調整と、演奏ニーズを熟慮した設計が魅力。

 

 

アルトトロンボーンの位置づけと演奏シーン


E♭アルトトロンボーンは古典的にはバロックや古典派の作品で重要な役割を担ってきましたが、現代でもオーケストラやアンサンブルにおいて、特にトランペットとの間を繋ぐ中音域のバランスを整えるために重宝されます。ヘルマンシュミット社のモデルはその伝統的な役割を本質から捉えた設計であり、音色の明瞭さと響きの豊かさが求められる場面で真価を発揮します。

 

 

受注生産の流れと利点


  1. 希望仕様(調、素材、仕上げ、替え管の有無など)を伝える
  2. 職人が手作業で製作し、技術と音響性を精密に調整
  3. 完成後の音質確認と最終調整により、演奏者の希望に沿った仕上げ
  4. 世界中の音楽大学やプロ奏者にも対応可能な品質で提供

アルトトロンボーンの買取価格一覧

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お知らせNEWS

2024.12.21

年末年始休業のお知らせ

拝啓 師走の候、ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。
平素は格別のお引き立てを賜り、心より感謝申し上げます。

さて、誠に勝手ながら、弊社は下記の期間を年末年始休業とさせていただきます。

【休業期間】
2024年12月25日(水)~2025年1月5日(日)

休業期間中にいただきましたお問い合わせにつきましては、1月6日(月)より順次対応させていただきます。お急ぎのご用件がございましたら、休業期間前にご連絡いただけますと幸いです。

本年中のご愛顧に深く感謝申し上げますとともに、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
来年も変わらぬお引き立てを賜りますようお願い申し上げます。

敬具

2024.06.01

営業時間のご案内

いつもKiNKaN(キンカン)をご利用頂き、誠にありがとうございます。
誠に勝手ながら2024年6月1日より、営業時間を下記のとおり変更いたします。

 

■変更前10:00~18:00

■変更後 9:00~18:00

 

引き続きご愛願賜りますようお願い申し上げます。