金管楽器

ヘリベルト・グラッスル アルトトロンボーン

H.GLASSL

ヘリベルト・グラッスル アルトトロンボーンについて

ブランドと製作者について


H Glassl はドイツ、ナウハイムを拠点としていた金管楽器製作の工房で、その創設者はヘリベルト・グラッスル(Heribert Glassl)、1930年生まれ、2009年に没しました。グラッスル氏は1956年に独立して工房を構え、1970年代以降はファイバーグラス製のスーザフォンやチューバ、そしてアルトトロンボーンなど独自の金管楽器を製作していました。彼の工房は1996年にアルプホルンの制作も開始し、1996年以降も多様な楽器が生産されました。

 

 

モデルの特徴と構造


H Glassl によるアルトトロンボーンは、特にバロック様式のアルト版(バロックトロンボーン)で知られ、素材には真鍮やニッケル、ベルとチューニングボウにはスターリングシルバーが用いられています。スライドの内管にはクロームメッキが施され、デザインは伝統的なバロック仕様ながら、現代的な精巧さも兼ね備えています。

 

ボア(内径)はおよそ10.1〜10.3 mm、ベル直径は直径95 mmほどで、非常に軽量に仕上げられており、総重量は約700 gです。

 

 

音響特性と演奏性


スターリングシルバー製のベルと薄い構造により、響きは明るく、細やかさと豊かな倍音が共存するサウンドが特徴です。バロックトロンボーンとしての仕様を活かしつつ、現代の演奏にも耐えうるバランス感覚と扱いやすさがあります。

 

 

製作背景と歴史的文脈


グラッスル氏は1946年より金管楽器製作の修行を開始し、1956年に独立。初期は修理業から始まり、徐々にオリジナル楽器の制作へと展開しました。1988年には工房をナウハイムに移し、1980年代から1990年代にかけてファイバーグラス系の楽器やアルプホルン製作にも進出しました。

 

 

現状と評価


現在、Glassl 工房は解散しており、ヘリベルト・グラッスル自身も2005年に75歳で引退し同年以降工房は閉じられているため、新作制作は行われていません。

 

中古市場においては希少なバロックトロンボーンとして高い評価を受けており、販売例では価格が数十万円から数百万円(数千ドル)で取引されている例もあります。

 

 

まとめ


H Glassl(ヘリベルト・グラッスル)によるアルトトロンボーンは、歴史的技術と高度な手工技術が融合した希少な楽器です。バロック音楽愛好者や特定の音色を追求する奏者には特に魅力的な選択肢であり、その美しく明るい響きと軽量設計は現代でも強く支持されています。

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2024.12.21

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2024.06.01

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