金管楽器

ブージー&ホークス バルブトロンボーン

B&H

ブージー&ホークス バルブトロンボーンについて

Boosey & Hawkes の概要と楽器製作の歴史


Boosey & Hawkes はイギリスの著名な楽器・楽譜出版社兼製造者で,Boosey & Company と Hawkes & Son が1930年に合併して成立しました。Boosey & Company の起源は1760年代にさかのぼり,Hawkes & Son は1865年設立です。合併後も管楽器・金管楽器の製造を続け,イギリス国内外の軍楽隊・ブラスバンドなどで広く使われる楽器を手がけていました。製造拠点はロンドン郊外 Edgeware(のちに Watford など)にありました。買取市場でも Boosey & Hawkes のバルブトロンボーンは一定の流通実績があります。

 

 

バルブトロンボーンとは何か


「トロンボーン」は通常スライド(伸縮する管)で音程を変える楽器ですが,「バルブトロンボーン」はスライドの代わりにバルブ(ピストンやロータリーなど3本程度の弁)を用いて音階を作るタイプです。スライド操作が不要なため高速なパッセージやポジションあいまいによるミスを避けやすい反面,音色・レスポンス・息の制御などが異なるため慣れが必要です。バルブトロンボーンは 19世紀中頃から見られ,ブラスバンドや軍楽隊,あるいはオーケストラで補助的に使われることがあります。

 

 

Boosey & Hawkes バルブトロンボーンの特徴


以下は Boosey & Hawkes のバルブトロンボーンに見られる特徴です。

 

  • 製造時期・シリアル番号 Boosey & Hawkes は製造記録が豊富で,シリアル番号から製造年代を推定できることがあります。合併前後で名前の刻印が Boosey & Co./Boosey & Hawkes と変わるケースがあります。
  • モデルや仕様のバリエーション ベルの径(口径),管の太さ(ボアサイズ),バルブの型式(ピストンかロータリーか),素材の仕上げ(ラッカー仕上げ・銀メッキ等)などに違いがあります。これが音色・重さ・手応えに影響します。
  • 音色 Boosey & Hawkes 製の金管楽器は “英国的なトーン” と称される重厚かつ温かみがある音の傾向を持つことが多いです。バルブトロンボーンでもその傾向があり,高温域より中低域での充実感が評価されます。
  • 耐久性と信頼性 長年ブラスバンド・軍楽隊等で使われてきた歴史があり,パーツ供給・補修がしやすいものも多いです。ただし古いものになると管内の腐食・バルブ機構の摩耗が査定で減点対象になります。

 

 

買取時のチェックポイント


買取を考える際の重要な項目を以下に挙げます。

 

項目 チェック内容
型番・刻印 “Boosey & Co.” または “Boosey & Hawkes” の刻印の有無,シリアル番号の確認
バルブの動作 ピストン/ロータリーがスムーズか,遊びや引っかかりがないか
管内の状態 腐食・サビ・凹み・ラッカー/メッキの剥がれなど
ベルやベルフレア ひずみ・凹み・ベルの開き具合が均一かどうか
音程・音色 吹奏テスト可能であれば,高音・低音の鳴りやすさ,癖の有無
付属品 ケース・マウスピース・調整スライド等の付属品が揃っているか

 

 

買取相場と古さによる価値の差


  • 年代 19世紀〜20世紀前半のものは希少価値があり,状態と保存状況によっては高額査定になりうる。合併前の Boosey & Co. 製であれば特に注目される。
  • 状態 仕上げの美しさ,バルブ機構の動作の良さ,管内の錆や凹みが少ないことが高価査定の鍵。修理歴が明らかであるかどうかも重要。
  • モデル希少性 特に珍しいバルブタイプ(たとえばロータリー式、または特殊なキーや仕様を持つもの)はコレクター需要がある。
  • 需要 ブラスバンド文化の強い国や地域ではバルブトロンボーンの需要が比較的安定しており,日本でも状態・ブランドで人気が出る可能性がある。

 

 

買取手順の概略


買取を希望する場合は次の流れが一般的です。

 

  1. 楽器の写真(全体・バルブ部分・刻印・ベル・管内など)を撮る
  2. 型番・刻印・シリアル番号・製造時期の情報をできれば調べておく
  3. 楽器の状態(傷・凹み・錆・仕上げの剥がれなど)を可視化しておく
  4. 無料査定を複数店で取ることで相場を把握する
  5. 査定後,提示された金額・買取条件(送料・手数料等)を確認し納得の上で売却

 

 

Boosey & Hawkes バルブトロンボーンを売るならこの点をアピール


  • “Boosey & Co.” の刻印があり,合併前に近い時期のものであること
  • バルブが完全に機能していて,特にピストン/ロータリーの動きが滑らかであること
  • ベルに大きな凹みや変形がないこと
  • 管内の錆や汚れ、修復跡が少ないこと
  • ケースやマウスピースなど付属品が揃っていること

 

これらは査定額を上げる要素です。

 

 

総括 Boosey & Hawkes バルブトロンボーンの魅力と売り時


Boosey & Hawkes のバルブトロンボーンは,英国の豊かな金管楽器製造伝統が詰まっており,希少性・音色・歴史背景に魅力があります。状態が良ければ一定の査定額が期待でき,中古市場での需要も存在します。売却を考えるなら,前述のチェックポイントをクリアしたものを選び,複数見積を取ることで納得できる取引にすることが大切です。

バルブトロンボーンの買取価格一覧

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お知らせNEWS

2024.12.21

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拝啓 師走の候、ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。
平素は格別のお引き立てを賜り、心より感謝申し上げます。

さて、誠に勝手ながら、弊社は下記の期間を年末年始休業とさせていただきます。

【休業期間】
2024年12月25日(水)~2025年1月5日(日)

休業期間中にいただきましたお問い合わせにつきましては、1月6日(月)より順次対応させていただきます。お急ぎのご用件がございましたら、休業期間前にご連絡いただけますと幸いです。

本年中のご愛顧に深く感謝申し上げますとともに、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
来年も変わらぬお引き立てを賜りますようお願い申し上げます。

敬具

2024.06.01

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誠に勝手ながら2024年6月1日より、営業時間を下記のとおり変更いたします。

 

■変更前10:00~18:00

■変更後 9:00~18:00

 

引き続きご愛願賜りますようお願い申し上げます。