金管楽器

ベッソン アルトホルン

Besson

ベッソン アルトホルンについて

ブランドと楽器の背景


Besson(ベッソン)は、フランス・パリにて Gustave‑Auguste Besson が1837年に創業した金管楽器製作ブランドです。

 

その後、ロンドンにも工場を構え、英国・欧米を中心に広く普及しました。現在は Buffet Crampon Group の傘下ブランドとなっており、プロフェッショナル金管の一角を担っています。

 

「アルトホルン(テナー/アルト金管)系」においても、Besson ブランドには歴史的・現代的モデルが存在し、例えば “Sovereign Alto horn BE-950” というモデル流通例も確認されています。

 

なお、「アルトホルン」という名称は、英国・吹奏楽圏では “Tenor horn” とほぼ同義で使われることがあり、この点も理解しておくと買取時に役立ちます。

 

 

仕様・モデル傾向


Besson のアルト/テナーホルン系モデルには、以下のような仕様傾向があります。

 

  • キー・調性 一般的には E♭(E♭アルト/テナー)仕様が多く、吹奏楽・ブラスバンドにおける標準配置に対応しています。
  • ブランド内シリーズとして “Prestige”“Sovereign”といった上位モデルが流通しており、BE2050-2 など “Prestige” 表記モデルが高級仕様として位置付けられています。 (製品例 BE2050-2)
  • 材質・仕上げ 銀メッキやラッカー仕上げ、黄銅素材などのバリエーションが存在。高級モデルほど仕上げ・材質にこだわりが見られます。
  • 管構造・弁機構 一般的な3弁式(ピストン/ロータリー)仕様が多く、演奏用途・バンド用途によって細かな仕様差が出ます。
  • 流通価格例として、新品・専門店流通品で数十万円~数百万円クラスの設定が確認されています。例えばアルトホルン仕様の “BE-950” が海外で “US $5,995” という出品例があります。

 

 

音色・演奏性の特徴


Besson ブランドのアルト/テナーホルン系楽器を演奏者視点で見たときの特徴は次の通りです。

 

  • 響きに広がりがあり、バンド編成の中で “中低域を支える”存在になりやすい音質。
  • Besson の金管楽器全体に共通の設計思想として、「操作性・反応性・バンド内でのまとまり」を重視しており、アルトホルンでもその傾向が出ています。
  • 演奏用途(吹奏楽・ブラスバンド)に適応するため、合奏時の音抜け・倍音のバランスにも配慮した設計がなされていることが多いです。
  • ただし、モデル・個体によって仕様・仕上げ・管構造が異なるため、音のまとまり・吹奏感・音程安定性には個体差が大きく、買取検討時には実吹き確認が望まれます。

 

 

買取・査定時にチェックすべきポイント


アルトホルン(特に Besson 製)を売却または査定に出す際には、以下の観点を重点的に確認してください。

 

  1. 製造刻印・モデル名・シリアル番号 Bessonブランドの刻印、モデル名 (“Prestige”, “Sovereign” 等) が明瞭かどうか。真贋や製造時期推定に重要です。
  2. 管体の凹み・変形 ベル部・主管管・スライド部分に大きな凹み・歪みがないか。修理跡や管体に大きな変形があると査定減点。
  3. 弁機構の動作 ピストン弁/ロータリー弁の遊び・ガタツキ・固着がないか。弁戻り・操作性が良好かどうか。
  4. スライド・チューニング管の可動性 外スライド・チューニングスライドがスムーズに動くか。固着・摩耗・汚れがあれば減点。
  5. 仕上げ・表面状態 銀メッキ・ラッカーの剥がれ、くすみ、腐食、修理痕があるか。外観が良好だと査定に好影響。
  6. 付属品・ケースの有無・状態 専用ケース、マウスパイプ、元箱、譜面台等が揃っているか。これらが揃っていると査定額アップ。
  7. 音出しの状況 可能であれば実際に吹いて、音抜け・音程・レスポンス・各レジスター(高音・中音・低音)の繋がりを確認。演奏性が良好かどうか。
  8. 修理・オーバーホール記録 過去に整備/修理を行った記録があれば、査定時に提示すると信頼性が増します。

 

 

買取検討者としての視点


アルトホルンを買取に出す場合、Besson 製であることがプラス材料になり得ますが、次の点も考慮しておきましょう。

 

  • 現在、アルトホルン/テナーホルン系の金管楽器は、吹奏楽・ブラスバンド用途で人気があり、流通数・需要も一定あります。
  • 一方で、個体仕様(モデル、仕上げ、弁機構、調整状態)によって大きく査定額が異なるため、状態把握が肝心です。
  • 希少モデル・上位仕様 (“Prestige” 等) であれば、査定額が高くなる可能性があります。例としては “BE-950” 新品出品例が高額設定されていました。
  • ただし、古いモデル・修理歴あり・仕様不明な個体については、査定を依頼する前に状態を整理・整備しておくことで安心です。

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2024.12.21

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平素は格別のお引き立てを賜り、心より感謝申し上げます。

さて、誠に勝手ながら、弊社は下記の期間を年末年始休業とさせていただきます。

【休業期間】
2024年12月25日(水)~2025年1月5日(日)

休業期間中にいただきましたお問い合わせにつきましては、1月6日(月)より順次対応させていただきます。お急ぎのご用件がございましたら、休業期間前にご連絡いただけますと幸いです。

本年中のご愛顧に深く感謝申し上げますとともに、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
来年も変わらぬお引き立てを賜りますようお願い申し上げます。

敬具

2024.06.01

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